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手元供養品を購入する前に

新しい供養のカタチ

近年お墓以外の場所にご遺骨を納める供養方法がたくさん誕生しています。
なかでも故人を身近に感じられる手元供養(自宅で供養)や散骨を希望される方が増えています。
手元供養とはご自宅でご遺骨を管理する供養方法で、容器は変えず火葬場で収骨した白いお骨壺のままの場合や粉骨してご遺骨の容積を減らし、愛らしい手元供養品に納められたりと様々です。

今日はたくさんの供養方法の中から「手元供養品の購入をお考えの方」に、購入前にぜひ知って
おいていただきたいことをお話したいと思います。

<手元供養とご遺骨の形状>

故人を荼毘に付したあと、一般的には陶器のお骨壺にご遺骨を納めます。
ご遺骨を納めるお骨壺は2寸~尺寸までとサイズが豊富で、収骨するご遺骨の量にあわせて、
もしくは納めるお骨壺の大きさにあわせて収骨する量を決めます。
お骨壺の大きさは地域の風習などによって様々ですが、私が住んでいる愛知県西部地域では
4寸のお骨壺にお納めするのが一般的です。

手元供養品にご遺骨を納めるときの遺骨の形状は2種類です。

  1. お骨壺に入っているご遺骨の一部を取り出して手元供養品に納める
  2. お骨壺のご遺骨を全て粉骨、手元供養品に納め替える

手元供養品は持ち運びができコンパクトという点がメリットでもあるため、「骨」の形をしたご遺骨全てを納めることはできません。
*「1」のように遺骨の一部だけを手元供養するということになると、手元供養品に納められなかった残りのご遺骨は、また別の供養方法を考える必要がでてます。

<遺骨を粉骨すると容積が減ります>

今回は「2.全てのご遺骨を粉骨して手元供養品に納め替える」に焦点を絞ってお話します。
粉骨することで、ご遺骨の体積は三分の一から四分の一程度になります。
お骨壺いっぱいに納められていた遺骨が半分以下になるので若干驚かれるかもしれません。

「じゃあ、4寸のお骨壺に入っているから2寸サイズの手元供養品に納められるわね」
と言われますと、「もちろんです!」とご返答できないんですよね・・・なぜなら
お骨壺の中に納められているご遺骨の量は異なる
からです。

砕いてお骨壺いっぱいに納められている場合や、砕かずに元々の大きさのまま納められている
場合など同じサイズのお骨壺に納められていても、ご遺骨の量は異なります。

<手元供養品を先に準備しない>

本日のテーマ「手元供養品を購入する前に知っておいていただきたいこと」

ご遺骨を粉骨をしてから、手元供養品を購入する

手元供養品は大きさや形もさまざまです。
それゆえに、「選んだ手元供養品に納まりきれなかった」という結末は悲しすぎます。

本日のまとめ

ご遺骨の手元供養をお考えの方は、先に手元供養品を購入するのではなく、ご遺骨を粉骨(パウダー状)し、ご遺骨の量を確かめてから手元供養品をお選びください。

「粉骨代行」の詳細はこちら ➡ https://tensyodo.net/service/scattered-ashes/

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