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家族と相談して決めよう 遺骨の埋葬先

悩む人
「手元にご遺骨があるけど、どこに埋葬したらいいか迷っている」
そのようなお悩みはございませんか?

近年では宗教観や価値観・家族観の違いから埋葬方法が多様化し、お悩み相談も増えています。
また、祭祀の権利を持つ祭祀承継者が勝手に決めてしまい親族間でトラブルになることも・・・

そうならないためにも、事前に下調べをしたうえでどの埋葬方法が自身や家族に合っているのかじっくり考えましょう。

大まかな6つの埋葬先

埋葬先の種類を簡単にまとめると6種類ほどあります。

1. お墓

最も一般的な埋葬先といえば、先祖代々受け継がれる「家墓/代々墓」とよばれるお墓。
また、異なる姓の親族も一緒に入れる「両家墓」や「個人墓」、夫婦だけで埋葬される「夫婦墓」とよばれるお墓もあります。

2. 樹木葬

墓石の代わりに樹木をシンボルとするお墓。
自治体から埋葬許可を受けた霊園や寺院などの土地に遺骨を埋葬します。

3. 合祀墓

複数のご遺骨をまとめて一つの場所に埋葬するお墓。
他の方の遺骨と混ざるので、埋葬後は遺骨を取り出すことができません。

4. 永代供養墓

寺院や霊園が遺骨を永代にわたり供養・管理してくれるお墓。

5. 手元供養

遺骨の一部または全部を、自宅などの身近な場所に保管して供養する方法。
日常生活の中で供養したいというニーズから近年注目されています。

6. 散骨

遺骨を粉末状にして海や山へ撒く供養方法。
海や山が好きな方、管理や費用の面で家族に負担をかけたくない方が希望されることが多い。

故人の希望と遺族の想い

上記でご紹介した1~5と6には決定的に異なる点があります。
それは、故人が眠っている場所の有無です。

1~5は自治体から埋葬許可を受けた場所に遺骨を埋葬しますが、6の散骨(海)の場合岸から離れた場所で散骨を行うため遺骨は海流に乗り自然に還ります。緯度経度によって散骨位置を把握することは可能ですが、この場所に眠っているという安心感は得られません。

自身の死後、家族に負担をかけたくないという心配りから選択される方も多い海洋散骨ですが、遺されたご家族も同じ気持ちとは限りません。また、ご親族の中には「遺骨を粉砕する行為」や「お墓以外の場所に散布する」ことに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

「しばらくは自宅で保管」という考え方もアリ

骨箱か桐箱か
納骨時期について「いつまでに埋葬しなくてはならない」という法的なルールはありません。
「将来は家の近くにお墓を買いたいけれど、今は資金的に厳しい」
「両親が他界したときに決めたい」
など、色々なご事情もあるでしょう。

時期が来るまで自宅でご遺骨を管理するという方法も選択肢の一つです。

大きなお骨壺のまま管理されても構いませんし、粉骨して桐箱などに納めて保管することも可能です。
粉骨すると遺骨の容量が小さくなりコンパクトになるため、リビングにフォトスタンドと一緒に置くこともできます。
桐箱を利用するメリットとしては、「軽い」「調湿性」「防虫性」「耐火性」など多岐に渡り、ご遺骨を湿気から守ってくれます。
弊社でもオプションにて桐箱を販売しております。桐箱詳細はこちら

粉骨することに抵抗を感じられる方もいらっしゃいますので、その点についてはしっかりお話合いをしてくださいね。

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